ステレオ VU メーター「FORENO」
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HAYAKUMO のステレオ VU メーター「FORENO(フォレノ)」は、昨今のプライベート・スタジオ環境を考慮し、コンパクトなデザインに必要十分な機能が凝縮された高品質な国産のステレオ VU メーターです。
ジャパニーズダンスミュージック界の大御所であり、メジャーシーンからアンダーグラウンドまでを手がけるプロデューサー、COLDFEET Watusi 氏を開発アドバイザーとして招き入れ、同氏が考える「音楽制作の現場で必要とされる要素」をすべてクリアした逸品です。
「FORENO(フォレノ)」の特徴
デザイン
フロントパネルを垂直ではなく10度傾ける事により、一般的な VU メーターよりも視認性が向上。サイズは幅221mmのコンパクトサイズで、設置する場所を選びません
高精度・高信頼性な国産メーター ユニット
NHK による放送技術規格 BTS 5703(VU 計)および JIS 規格 JIS C 1504(VU メータ)に準拠した「扶桑計測器社製」の LED 照明内蔵 VU メーターユニットを採用
入力レベルの切替とキャリブレーション
入力レベルは接続機材に合わせて 3dB 毎に5段階の調整が行えるアッテネーターを装備。またメーターの精度をより高めるために左右のレベルを個別にキャリブレーションすることができます
入力とスルー出力
端子には NEUTRIK 製を採用し、THROUGH OUT 時の音質の劣化を極限まで抑える専用回路の設計により、あらゆる環境のスタジオに対応します
COLDFEET Watusi 氏による使い方解説
VU メーターは、音量をアナログのメーターで視覚的に測るための機材です。
昨今の音楽制作は DAW を使用してデジタルで完結することが一般的ですが、なぜ、あえてアナログ機材である VU メーターが必要になるのでしょうか?
ほとんどすべての DAW には、音量を確認するためのメーター(縦もしくは横棒のグラフ形式)が装備されていますが、実際は、音量のピークを表すピーク・メーターです。
ピーク・メーターは瞬間的な音の大きさを表すことには長けていますが、音の持つ本来の大きさを測ることは不得意です。
DAW に限らず音をミックスする場合、音の持つ本来の大きさを把握しながら、音を重ねられる余裕を見極めることが重要です。もし、DAW のピーク・メーターだけを基準に音を重ねると、音のピークだけを頼りにバランスを取らざるを得ず、音の持つ本来の大きさを見失うことになるため、結果として、重ねた音が飽和したミックスに陥る可能性が高くなります。
ピーク・メーターと共に VU メーターを併用することで、重ねた音で飽和したミックスに陥る危険性を低減し、より短時間でバランスの良いミックスをつくることができるようになります。
ぜひ、ご自宅の DAW 環境に VU メーターを導入されてはいかがでしょうか?
ご来店いただければ、実機のデモおよび内部もご覧になれますので、興味のある方はぜひお問い合わせください!
製品の特徴
<VUメーター>
BTS5703(JIS C1504)規格に準拠
インピーダンス 3.9KΩ(±200Ω) / 時定数 0.3sec ±10% / 周波数範囲 30Hz - 15,000Hz
LED ランプ内照型
<入力端子>
XLR(メス)/ TRS Phone(ステレオ フォンジャック)両用のコンボ入力端子(NEUTRIK 製)
<スルー出力端子>
XLR(オス)タイプの出力端子(NEUTRIK 製)
<入力インピーダンス>
47kΩバランスタイプ(L および R チャンネル)
<規定入力レベル>
+4dBu(1.228V)
<最大入力レベル>
+24dBu(12.283V)
<入力レベル切換>
スライド式 ATT 切換スイッチで+4dBu(1.23V)/ -10dBV(0.32V)に対応
<入力レベル微調整>
規定入力レベルに対し約 +3dB/-∞ / L および R チャンネル毎に半固定VR(Cal.)を装備
<電源 / AC アダプター>
入力 AC 100V - 240V(0.58Amax)、出力 DC 24V(1A max.)の AC / DC アダプターを使用(DC 出力ケーブル長は約 1.5 m)
PSE 取得済み
<消費電力>
最大約3.5VA
<外形寸法>
幅 221 x 高 93 × 奥行 105(mm)
<質量>
本体 約 1370 g、電源アダプター 約 130g
<付属品>
AC アダプター、取扱説明書、保証書
<保証期間>
1年(消耗品を除く)
<その他>
ウッド・パネルは、完全ハンドメイド品のため製品毎に木目などが異なります。あらかじめご了承ください。本製品の仕様は予告なく変更される場合があります